日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

椋鳥!


 散歩中、頭の上から鳥たちが鳴き交わす声が聞こえてきた。見上げると、電線に鳥が止まっている。カメラを望遠にして覗いて見た。

 なかなか焦点が合わなかったが、何とか撮影できた画像を、帰ってから図鑑と照らし合わせて見ると、どうやら、椋鳥のようだ。

 日頃、近所で見かける鳥といえば、カラス、スズメ、ハト、それに、小川のカルガモぐらいだ。暇な生活の中、のんびり散歩して、見知らぬ鳥、あるいは、いつも見る鳥の異なる姿が見られるというのも自粛生活のたまものかもしれない。

 そう思うと、今の生活もなかなか捨てがたいように思ってしまう。だが、3月からほぼ三ヶ月、収入が半減し、貯金を削りながらの生活だ。早くもとにもどってほしいものだ。


お寺の花!


遠くの名所は怖くていけない。
花の名所も、電車が怖くて行けない。
近くのお寺に何度も通っている。
お寺にはアヤメか菖蒲かわからないが、
青や黄色の花が池に映えて美しい。
シャガもいっぱい咲いている。
非日常の日々が続いているが、
非日常が日常になっていく中で、
かつての日常の中にすでにあったもの。
美しいものを再発見する日々が続く。


藪からマスク!

 アベノマスクと言えば、謎のルートで海外から輸入しているそうだが、そのうち半分は不良品だったそうだ。その検品でさらに税金を使っているという。

 やむを得ず、政府は国内の慣れない零細業者に発注して、布マスクを生産させているという。国家機密だそうだ。そうして、あわてて作られたマスクが、数十パーセントの不良品が出ているという。

 すでに、ドラッグストアにはマスクが出回っている。どこかの百均では3枚100円で売っているという。そこへ、不良品とか小さすぎて使えないと不評のマスクが家庭に届くのだ。これは不要以外の何ものでもない。

 この「アベノマスク」をしている人は、今のところ、安部首相ただ一人だ。小さいから、子供用にはいいかもしれないが、大人には不要のマスク。こんなマスクに国家予算の500億円近くを使っているのは世界の笑い物になるしかない。

 首相は不要不急の外出は控えるようにと言っているが、今、国会で議論している「検察庁法改正」など不要不急の法案だ。不要のマスクに不急の法案、郵便局員の人の気持ちになってみると、情けないだろう。

 どこかに謎の国家がある。日本もその仲間入りをしそうだ。「森」「かけ」「桜」の問題、みんな藪の中だ。そこへ、このアベノマスク問題、藪は広がる一方だ。そんな藪から不要のマスクが送られて来る。どうしたものだろうか。

 コロナウィルス対策で脚光を浴びている国の政府も多い。また地方自治体もある。その一方で、信頼を失う政府もある。日本の政府がどちらであるかは言うまでもないことだ。

夜の薔薇


 ああ

 はるか

 よるの

 薔薇


 帰宅時、薔薇の花を見つけて、ふと思い出した八木重吉の詩。

 少年の時、この詩を知って、詩人になりたいと思った。

 当時、心の中にあった理想の詩は、短くてかつ奥ゆきのある詩だった。

 近頃、冗長に流れすぎていやしないかと、己を戒めている。

近所を散歩!


 近所を散歩するだけで、歩くコースもかなりワンパターン化してきた。

 出会う景色もほとんど変わらないのだが、少しでも昨日との違いを探して歩いている。

 赤紅葉らしき葉に緑の葉や白い花が交じる不思議な模様がいい。また、紫色のシランの隣に咲く白いシランもいい。

 たが、やっぱり好きなのはパンジーだ。おじいさんのような顔を見ると、思わず笑ってしまう。