日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

子以四教

子四つを以て教う(し、よつをもっておしう)。論語の中のことばだ。現代風に訳せば、「子は四つの点を重点に教える」となる。


四つの点とは何か?「文行忠信」だ。「文」は「学業」、先人の徳を学ぶこと。「行」は「行動」、その学んだ徳を実践することだ。「忠」は誠実さ、心の持ち方だ。「信」は信義、人に信頼されること。学業、行動、誠実、信義、そのどれも大切なものだ。一つだけできても人は成熟しない。この四点は今の教育にも通じると思う。


先日のバングラデシュの発生したテロ事件の犯人は高等教育を受けていたエリートであるという。裕福なエリートがテロを起こしたというのにはショックを受けた。また、かつてのオーム真理教によるサリン事件!サリンを作ったのは東大出身の若者だった。彼らには何かが欠けているのだ。


今の教育界はどうなっているのだろうか?家庭教育はどうなっているのだろうか?学校で、家庭で、きちんとした教育ができれば、社会は確実によくなる。教育者であり、子供の親である私自身もしっかりと考えて行こうと思う重い言葉だ。


原文「子以四教、文行忠信。」


吾日三省吾身

「吾日に吾が身を三省す(われひにわがみをさんせいす)」という言葉、論語の言葉だが、書店の三省堂等で社名に使われている。一日に三つのことを反省するというのだ。


原文:
曾子曰:“吾日三省吾身,为人谋而不忠乎,与朋友交而不信乎,传不习乎?
(吾日に吾が身を三省す、人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざることを伝えしかと。)


曾先生が言われた。
「わたしは一日に三点のことについて、自らを反省している。人のために何かをして忠実であったか、友達と交際して嘘を言わなかったか、ちゃんと理解していないことを人に教えていないかと。」


さて、多くの政治家たちは三省をしているだろうか。一度質問してみたい。


「国民のために話して忠実であるか、嘘を言っていないか、自分の真に理解していないことを話していないか。」と。




忘筌

忘筌(ぼうせん)という言葉がある。


筌とは川で魚をとらえるための道具である。この漢字単独では「うけ」と読む。

筌を忘れる。つまり魚を取るための道具である筌を忘れるということだが、世間一般には道具を大事にするあまり、目的を忘れる人がいる。


例えば、もうすぐ参院選挙があるが、政権を取った後、何をするか、これが一番大きな目的であるはずだ。だが、野党の人たちは政権を取った後、いったいどんな政治ができるのか疑問が多い。政権を取るのはただの手段に過ぎないはずだ。だが、野党の人たちの声を聴いていると、まるで政権を取ることが目的のように見える。


大学受験生も同じだ。大学に入ることは単に手段にすぎない。入ってから何をするかが大事な目的のはずだ。大学院になると、これがはっきりする。大学院に入ることは完全に手段だ。そこで何を研究するかが大事なのだ。大学や大学院に入ることだけを目標にする高校や予備校は、大きな大間違いをしている。いったい大学や大学院に入って何をしたいか、そこが本当に大切なのだ。


学生ばかりではない。多くの人がそうした罠に陥っている。リラックスを目的にゲームを始めた人が、いつの間にかゲームで勝利することが目的のようになって、結果、徹夜でゲームをしたりして、仕事も何もできなくなる。いつもゲームのことが気になってしまう人を見るとかわいそうになる。


手段が目的になってしまい、何のためにそうしていたのかを忘れる人が多い今の世の中、この忘筌(ぼうせん)は大切な言葉だと思う。


7月4日猛暑日

3日、猛暑日、今年一番の暑さだったそうだ。

夜も熱帯夜だ。寝苦しい夜が続きそうだ。


ニュースによると、バングラデシュでテロがあったという

イラクでもテロがあったそうだ。

多くの人が死んだ。

危険を承知で世界のために働いていた日本人も死んだ


7月3日、今年の台風1号が発生したそうだ。

7月に1号が発生したのは1998年7月9日以来、18年ぶりだとか。

観測史上2番目に遅い1号だとか。


そういえば、プロ野球でもお25年ぶりの出来事が起きそうだ。

広島カープがセ・リーグでぶっちぎりのトップ。

1991年に優勝して以来遠ざかっている。


アメリカではイチロー選手が3000本安打。残り11本とか。

アメリカといえば、明日7月4日はインデペンデンスデー。


インデペンデンスデーといえば、先日イギリスでEU離脱の国民選挙で

離脱派が勝利したことに、インデペンデンスデーと勝利宣言されたそうだ。


世界はさまざまに揺れ動いている。

ぼくはここにいて、揺れ動かず、

じっと暑い夏を受け入れている。



鶏寒上樹鴨寒下水

今日は日曜日、東京は気温は35度を超えたそうだ。いよいよ真夏到来だ!

町では、家族連れが熱そうにしながら、かき氷屋さんに並んでいる。暑い日の過ごし方はみんなどうするのだろう。わたしは昔から、暑い日は買い物など必要な時を除いて、あまり出かけない。長い行列に並んで、だらだら汗をかき、かき氷を食べる人たちに違和感を覚える。わたしは生理的にかき氷やソフトクリームが食べられないのだ。


行列といえば、遊園地の目玉アトラクション、以前一度付き合いでお化け屋敷に入るため、3時間並んだことがある。入った時はくたくたになっていた。疲れて、顔色も青ざめて、お化けよりお化けみたいになっていた。


「鶏寒上樹鴨寒下水」ということばがある。

訓読みすると、「鶏寒くして木に上り、鴨寒くして水に下る(とりさむくしてきにのぼりかもさむくしてみずにくだる)」と読む。


「人暑くしてエアコンを使い、我暑くして扇風機を使う」

夏の過ごし方はそれぞれだ。かき氷やアイスクリームを食べて楽しむ人もいれば、私のようにかき氷やアイスクリームも要らない人間もいる。また、エアコンがなければ生きられないという人もいれば、わたしのようにエアコンに恐怖を感じる人間もいる。


わたしは本屋が好きで、1時間ぐらい買う本を探していたりする。だが、夏になると、効きすぎたエアコンに耐えられず、10分ほどで出る。この世界は電化されて、便利になったが、逆に困ったことが他にもあるのではないか。はっきりとは言えないのだが、やはり、自然に近いほうがいいような気がする。


テレビで「熱中症にお気を付けください。暑いと思ったら、我慢せずに、すぐにエアコンをつけてください」と言っていた。エアコンが常識だという大きな勘違いをしているテレビの司会者だ。まさに大きな世話だ。


いよいよ私の大好きな真夏到来だ。