今にも枯れてしまいそうな、
最も美しい時期を過ぎた、
末期症状を迎えて萎れてきた、
だけど、
また来年美しい姿を見せてくれる
.
緑色の中で生活することこそが人の世界。
コンクリートに囲まれた生活を誰が望むだろうか。
人類はみどりに囲まれた世界に帰るべきだ。
ぼくらはいつだって緑の世界を満喫したいはずだ。
昨日、近くの公園を歩いていたら、提灯がぶら下げられて、櫓も設置されていた。
夏祭りは翌日、つまり、今日だったようだ。
だけど、暑くて外出する気になれず、結局、見にも行かなかった。
子どもの頃、盆踊りに行くと、いつも、炭坑節が聞こえてきた。
先週末は買い物に行ったら、公園で盆踊りをやっていて、やっぱり聞こえてきた。
どうも小さい頃から好きになれない歌だった。
月が出た出た!月が出た!(ヨイヨイ)
三池炭鉱の上に出た
あまり煙突が 高いので
さぞやお月さん けむたかろ(サノヨイヨイ)
二番か三番には、「一山二山三山越え」というのがある。九州のふるさとに頂が三つ並んだ山があった。そこに鉱山があって、山が一つ二つと削られて、最後は一つになった。そのことが連想される一節だ。鉱山は戦争中には、例の徴用工問題も絡んでいる。麻生副総理の出身地でもある。何だか、あまり喜べない歌だ。
今日は、暑さに耐えきれず、とうとうエアコンを使った。ここまでよく我慢できたものだと思うが、母の体調を考えると、やはり使うほかない。
というわけで、昨日までは、扇風機だけでしのいできたわけで、火を使って料理すると、汗が噴き出して大変だ。それで、買ってきて、そのまま食べられるものとか、レンジでチンすれば食べられるようなものが増えてきていた。
料理したと言うと、いくつかしかない。そのうちの一つは肉味噌もやしだ。豚挽き肉を味噌、醤油、料理酒、豆板醤で炒め、もやしを加えて、しんなりしたら完成。ご飯にカレーライスのように盛り付けた。
それから、豚肉と買ってきた野菜ミックスを合わせて塩胡椒と鶏ガラスープの素で炒めた肉野菜炒め。昼食の時に作った焼きそばとかナポリタンだ。それ以外は、買ってきて、すぐ食べられるものや缶詰など、簡単なものばかりになっていた。
肉野菜炒め!
焼きそば!
納豆オムレツ
ナポリタン!
魚の名前も味付けも忘れたが、味付けなど全部できたものをレンジでチンしただけ。
イカソーメン
ぜんざい
今日はもう八月二日だ。
このごろ、暑くて何もしたくない。
仕事も少なくなり、出かけることも減った。
それだけではない。気力がわかない。
それで、特別なこともなく、家にいて、何事もなく過ごす日々が続いている。
夏の倦怠感が充満している。
若いころ、躁うつ病と言われた。
うつの時期には何もしたくない。
人と話すことさえ億劫だった。
部屋に閉じこもり、何日もの間、誰とも会わない、話さない日が続いた。
あの頃を思い出す。
ぼくは誰とも没交渉であることをいとわない。
誰かと交渉するのが正しいと考える人たちが言う。
一日三食するのが正しいという。
だけど、ぼくは思う。
誰とも話したくないときがあってもいいではないか。
一日何も食べたくない日があってもいいではないか。
これこそぼくのたわごとだ。