散歩中、小川をのぞいてみると、家族なのだろうか、8羽ほどのカルガモがすぐ近くに群れていて、みんな餌を漁っていたり、追いかけっこをしたり、岸辺で休んでいたりしていたのだが、なぜか、一羽だけ、小川の中ほどに立って、毛づくろいしたり、あたりを眺めたりして、その場からじっと動かないカルガモがいて、こいつは変わった奴なので、仲間はずれにでもなっているのかなって思ったら、なんとなくこの一羽だけがかわいらしく見えてきた。
真冬の夕暮れ時、
駅前を行き交う人たち。
誰もみな暖かい格好をして、
誰もみな白いマスクをしていて、
誰もみなその表情はよく見えないけど、
誰もみな忙しげに歩いている。
誰もみな見えない脅威に怯えている。
いつもと違って、人出の少ない駅前、
イルミネーションだけが夜を迎えて、
賑わい始める!
河辺を歩くと、ツバキが咲き始めていた。ただ、まだまだ蕾が多い。サザンカの木も近くにある。もう散ったかと思って見ると、白とピンクの花が咲いていた。
20日は大寒、18日からの一週間は最高気温10度以下の日が続きそうだ。コロナウィルスの第三波も寒さと関係あるかもしれない。コロナ対策ももちろんだが、寒さ対策もしっかりとしなければならない。
ところで、今年の立春は2月3日だ。それまで2週間あまり。立春のころと言えば、やはり、梅の花だ。先日、先日、散歩中にたまたま梅の花を見たのだが、近くまで寄れず、ピンボケ写真ばかりになってしまった。そろそろ、どこかの梅園に梅見に行きたいところだ。
今は一年でいちばん寒い時期で、風邪にも気をつけなければならない。何かと大変ではあるが、冬の寒さも含めて、梅の季節、そして、立春へと向かう季節の推移を楽しみたいものだ。
今からちょうど26年前、1995年1月17日5時46分52秒、兵庫県沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3 、最大震度7の兵庫県南部地震が発生した。この地震によって引き起こされた災害が阪神・淡路大震災だ。
ぼくは、当日朝6時に、この地震が発生したことを情報として知った。そして、6時半過ぎ、炎に包まれた神戸の町を、瀬戸内海を大阪に向かう船のデッキから目の当たりにした。あんな恐ろしい炎を目にしたのは初めてのことだった。
後で、テレビ画面を通して、知った被害は恐ろしいものだった。ひしゃげた高速道路。分断された道路。あちこちで発生した火災。液晶化した神戸ポートアイランド。崩壊した家屋の下敷きになった大勢の人。犠牲者は6,434人に達した。戦後に発生した地震災害としては2011年3月11日の東日本大震災に次ぐ大きなものだった。
今、2021年1月17日、午前6時47分。犠牲となった方々のことを思い、これから1分間の黙祷を捧げる。そして、その後、復活した神戸の町を称え、同時に、今年三月には震災後十年になる東日本大震災において、犠牲となった方々のご冥福と被害を受けた町の完全な復興を祈りたい。
小さな井戸に引きこもって一年、
ウィンドウ越しに覗く世界では、
目には見えない嵐が荒れている。
小川の水もどこへ流れ行くのか、
何もわからず、滞り籠っている。
流れのままに身を任せるだけだ。