昨日は旧暦11月の満月だった。いよいよ、仲冬も真ん中を過ぎた。そして、いろはもみじの紅葉はようやく始まったようだ。
今年の漢字は「令」に決まった。それも当然だろうと思った。そして、ようやく仕事が一段落した。同時に年末に向けての行事が始まった。いろいろなことが収束に近づく師走。月見れば千々に乱れるこの心。
ところで、人の世は、会いたくない人には会って、会いたい人には会えない、そんな繰り返しの中、満月を見ていると、遠くに住む恋しい人にもこの月が見えているだろうかと寂しい心が少し慰められる。
と同時に、西行法師の「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの望月のころ(願いが叶うなら、桜の花の下で春の盛りに死にたい。社歌の入滅した如月の満月のころに)」という和歌が思い出される。西行は1990年の如月(旧暦2月)の望月、16日に亡くなった。西行忌(2月16日)まで後三ヶ月。
見上げるタワー、タワー1階にスーパーマーケットがある。いろいろな施設がある。地上は芝生のフットサル場。目黒区のユニークな空間だ。上には天空庭園があり天気のいい日には富士山が見られる。
新宿御苑には大温室がある。そこで熱帯植物も見ることができる。いちばん目を引いたのは蘭の花。種類はよくわからないが、いろいろな蘭の花に魅力を感じた。
大温室に入ったら、眼鏡が曇ってしまった。カメラのレンズも同じだ。惚けた写真が撮れた。これも一興かなと思って最後に載せた。
新宿御苑の魅力はいっぱいある。
その一つに、池に映る紅葉というのもある。
水は「上善水の如し」というくらい価値のあるものだ。
橋から見た川、港で見る海、どれをとっても魅力的だ。
そこに映る紅葉も最高だ。
新宿駅南口に行った時、撮った写真は何枚もある。何枚かを選んで載せた。