日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

新年


 古い年が終わり、新しい年が来た。昨晩は年越しそばを食べ、朝5時半ごろ起きるつもりで、布団も敷かず、畳の上で寝たのだが、目が覚めたら、もう、11月時半を過ぎていた。母を起こして、雑煮を作り、お猪口で、日本酒を飲んで、新年の挨拶を交わした。


New Year's Eve


 大晦日、英語でいうと、"NEW Year's Eve"だそうだ。外国では"countdown"して、"Happy New Year!"と叫ぶらしい。

 さて、我が家では、大晦日の今日、昼過ぎに母と二人で、バスで街まで散歩と買い物に出かけた。空は晴れていて、いい天気だったが、風が強くて、体重の軽い母は何度か吹き飛ばされそうになった。

 それでも、少し散歩して、スーパーを4つほど回って、お節用に、黒豆、筍の醤油漬け、鮭の昆布巻き、それに、夕飯用として、寿司、おでんを買ってきた。

 夕ごはん後、卵焼きを作り、冷蔵庫にあった生ハム、かまぼこと買ってきたものと合わせて、重箱に詰めた。

 多分これが今年最後の記事になるだろう。あとは、年越しそばを食べて、除夜の鐘の音を聞いて、煩悩をできるだけ払って、静かに新年を迎えることになるだろう。

 また、今年、ブログを読んでくださった方々に、そして、家族が無事に一年を終えられることに感謝し、今年を締めくくり、2020年につなげたい。


業平橋駅


 在原業平といえば、10年前に墨田区を散歩した時、「業平橋駅」というのを見つけて喜んだものだ。というのは、古今亭志ん生のしょうがいを描いた小説を読んでいて、中に業平橋や町名の業平が出てきていたので、ここがそうなんだと思ったからだ。
 今、この駅名は「東京スカイツリー駅」となってしまったが、まだ、町名の「業平」と橋の名前「業平橋」は残っている。最近、カタカナの駅名が増えているように思うのだが、歴史や文学に由来する町名や駅名はぜひ、残してほしいものだと思う。


最近の料理12/30


たらこパスタ



たらこチャーハン



納豆卵焼き



カレーライス



カレーうどん



カレースープ



カレーピラフ



焼き鳥



鉄板焼き

都鳥

 名にし負はばいざ言問はむ都鳥

 わが思ふ人はありやなしやと


 伊勢物語の「東下り」と古今集にある在原業平(825〜880年)の歌だ。

 上野の不忍池で見た「ユリカモメ」の別名は「都鳥」だ。

 上の和歌は在原業平が東国に移動中、隅田川で見た鳥の名を「都鳥」だと聞いて、作ったものだという。

 名前に「都」とあるなら、都(京都)のことを知っているだろう。だから、さあ尋ねよう。京の都にいる私の恋しく思う人は無事であるかどうかと。

 この「言問はむ」から、江戸時代末期に向島に「言問団子(ことといだんご)」の店ができて、今も営業しているようだ。

 詳しいことはよくわからないが、それが由来となって、関東大震災のあと、浅草から向島にかけられた橋が「言問橋」。

 そして、この「言問橋」から、山手線、常磐線、京浜東北線の鶯谷駅の北に架かる跨線橋である「寛永寺橋」までの通りを「言問通り」という。