日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

バン!


散歩中、いつもは水のない湧水池に少し水がたまっていたので、よく見たら、はじめて見た鳥、黒くて嘴の赤い鳥!帰ってから図鑑で調べたら、どうやら、「バン」だ。他のカルガモたちの中に、一羽だけ交じっていた。寂しくないのだろうか?


葉桜!


 いつも使う駅の外へ出たら、ピンク色が遠くに見えたので、近寄って見たら、どうやら桜だ。ただすでに葉桜になっている。そういう種類の桜なのだろうか。鳥もいて、めまぐるしく動き回る鳥もいたが、どうやらヒヨドリのようだ。


 コロナの緊急事態宣言は延長されて、21日までということになったようだが、さて、三月の楽しみと言えば、ソメイヨシノだ。三月中旬頃、つまり来週末には開花が宣言されるかもしれないというのだが、それがコロナ緊急事態宣言中ということで、楽しみが奪われて、がっかりしている人も多いだろう。


 それにしても、ソメイヨシノが三月中旬に開花するというのも早すぎるが、三月五日に葉桜を見ることになろうとは、予想もしていないことだった。やはり、季節の巡りが少し早まっているのだろうか。地球は大丈夫だろうかと少し心配になる。


 ともあれ、自然のままに任せるほかないのだろう。週末と来週の休みの日には、梅と桜と小鳥を探して散歩に出かけようと思った。


眠り鴨


どの鴨も眠っている。
首を背中に折り曲げて、
すやすやと音が聞こえるかのように、
眠っている。
何か餌の夢でも見ているのだろうか。


辛夷開く!


三月上旬、辛夷の蕾が開いた。
いつもより少し早く開いた。
青い空に向かって蕾をまるで、
乙女の唇が綻ぶように開いた。


落ち椿


 今週に入ってから二日続きで、風が強かった。月曜日は晴のち曇の天気で、風はそれほど強くはなかった。
 散歩していたら、真っ赤な椿が散っているのを見つけた。「落ち椿」と言えば、春の季語、俳句の一つもひねれたらいいがと思いながら、取りあえず、写真に納めておいた。
 火曜日は雨も降り、強風が吹いた。北国では大雪だったそうで、大変だったことと思う。天気予報によれば、これが、春の嵐だと言っていた。嵐が来れば、椿も散るだろう。そして、その後には少しずつ暖かくなる。
 雨の音、風の音を聞きながら、春の頂点が一歩一歩近づいてくる。その足音までが聞こえてくるようだ。