気になる日本語(2)誤字の問題
「早大か慶大破り10季ぶり46度目V」
これはあるサイトのスポーツニュースだが、この見出しを目にした時、頭が混乱してしまった。何が言いたいんだと目を疑い、何度か見直したが、よくわからない。それから、記事を読んで納得。「か」は「が」の誤りだった。しばらくして、もう一度記事を開いてみたら、ちゃんと修正されていた。
日本語を学ぶ多くの外国人は、しばしば、濁音と清音の違いに苦労している。日本人でも、特にキーボードで日本語を打つ際、濁点が抜けてしまったりして、おかしな日本語になることがある。
「ため」と「だめ」、「たけ」と「だけ」など間違えると困ったことになる。また、「おこる(怒る、起こる)」と「おごる(驕る、奢る)」、「じこく(時刻、自国)」と「じごく(地獄)」は間違えるととんでもないことになる。
また、擬態語で、「はらはら」と「ばらばら」、「さんざん」と「さんさん」などもある。「ミスは、ワープロ普及後に増えてきたミスだ。
カタカナ語にも、要注意なものがいくつかある。
「バッグ」と「バック」、半濁音も混ぜて言うと、「ベッド」と「ペット」と「ヘッド」など。パソコンで文を打つ際には気を付けたい。
ほかに漢字で同音異義語の間違いもよくある。「以外」「意外」、「以来」「依頼」なども変換間違いをしてしまいがちだ。自分自身、この間違いを何度かやらかして、恥ずかしい思いをしたことがある。
似た意味の同音異字にも間違ってしまう例がある。「止める、辞める、病める、罷める」、「上げる、揚げる、挙げる」、「差す、指す、刺す、射す」などの使い分けは常に意識していないといけない。このようなミスの原因は、変換間違いの場合もあれば、思い込みによる間違いの場合もある。
自分自身、ブログを書いて投稿し、翌朝見直すしたら、上に挙げたようなミスを見付けて、はっとすることが多くある。実は今、この記事についても、間違いがあるのじゃないかと不安だ。
ともあれ、ミスがあったら、打ち間違いも変換ミスも、ついでに、文法間違いもみんな、自分の体調のせい、あるいは、キーボードのせいにしてしまうところだが、それでも、ミスには違いない。ただ、仕事の場合は、考えることなく、即座に、キーボードのせいにしてしまうことだろう。