日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

散歩中に見かけた花たち!


 このところ、仕事がなく、ただ毎日、母といっしょに、テレビを見て、時には、近くを散歩し、近くの店で買い物をしている。

 散歩していると、早咲きの桜や、白梅や紅梅を見ることができる。

 3月1日は暖かいと言うより、ちょっと暑かった。やはり異常気象ということだろうか。

 天気もぼけているが、母のぼけもひどい。カレーピラフを食べながら、これは何の味と聞く。焼売を食べながら、これは焼売じゃないでしょと言う。

 散歩中、バス停を見て、少し過ぎたところで、「あら、こんなところをバスが走っている!」と驚く。数分前のことを覚えていない母だ。


親鸞上人像


 浄土真宗の開祖、親鸞上人。『歎異抄』の「善人なおもて往生をとぐ、況んや悪人をや」という上人のことばが思い出される。
 ふと、親鸞聖人の偉大さを思う。イエス・キリストもムハンマドもブッダも親鸞聖人もぼくには素晴らしい偉人でしかない。だれがいちばんでもない。


アセビ

このところ、ほとんどバスにも電車のも乗っていない。
ただ近くの公園を散歩するだけだ。
遠くへ出かけなくても、見付けられる花は貴重なものだ。
近くの公園へ行く途中見付けた馬酔木。
図鑑を見ると、万葉集のころから親しまれている花らしい。
ツツジ科で。3月から4月にかけて咲くとある。
愛らしいが、毒性を持つらしい。
淡紅色のアケボノアセビとスズランに似た愛らしい小花をつけるものがあるという。
団地の中あちこちで見られる。

三日月と飛行機!


 三日月を撮りたいと思っていたが、このところ、夜は雲がかかっていて、なかなか撮れなかった。

 上の写真は、先日、撮ったものだ。西の空に傾きかけている月のあたりに飛行機が飛んできた。

 すぐにポケットからカメラを取り出して、撮影した。

 変化し続ける近代文明の産物と古代から変わらぬ月の競演だ。

祈り!


 新型コロナウィルスの影響はかなり大きくなった。株価の問題も大問題だが、ぼくが勤める学校が休校になったのはかなり痛い。

 時間講師で勤めている学校が休校になったことで、収入が半減し、毎日、日曜日のような状態になっている。その状態に、今、何故か、かなりの不自由を感じている。

 通勤していたころはバスと電車の中で、およそ3時間は自分の時間が持てた。だが、今は要介護1の母と、一日中、離れる時がない。日々、母のことばかり考えている。いっしょに散歩し、いっしょに買い物し、いっしょにテレビドラマを見ている。

 自分一人の時間は深夜2時頃から数時間だ。早く、日常に戻りたいと切に願っている。かつての日常のなかにこそ、平安があった。

 今の状態が長く続けば、亡くなる方も増えるだろうが、それだけではない、多くの人たちが経済的に大打撃を受けるだろう。それだけではない。それだけではない。世界的な経済も立ち直れなくなるかもしれない。早期収束を祈るほかない。