日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

気づけばアジサイ!


 外出自粛をして、数ヶ月。あれから、仲春、晩春、初夏が過ぎて、いつのまにか梅雨が近づいている。
 季節を楽しむには、それぞれの時と場所がある。だが、それらを楽しめないまま、季節が移り過ぎてゆく。
 東京都は解除後に第二波が来そうな気配だ。解除されたら、第二波が来ることは予想されていたことだ。今以上の用心が必要だろう。
 世界中、誰もが第二波の到来を予測しながら生活しなければならない。ぼくには今も仕事がない。近所の花を愛でて季節を感じる以外、楽しみはなさそうだ。


マスク!


 このマスクをしている人を見たことがあるだろうか?

 ぼくは一人だけ見たことがある。国会中継で一人だけがしていた。他の大臣や国会議員は誰もしていない。もしもこのマスクを発案した人を支持するなら、このマスクをして欲しい。

 我が家にも届いたが、ふだん使っているマスクと比べて数センチ短い。口と顎を隠せば鼻が出る、鼻を隠せば顎が出る。

 このマスク、たとえば、医療従事者がしていたらどうだろう。おそらく患者が来なくなるだろう。

 まあ、子どもや顔の小さい人なら使えるだろうが、このマスクをしている人を見たことがないのはなぜだろうか。


悪代官と悪徳商人

 大きなお金が動く時には、誰かが金儲けを企むものだ。
 国民全世帯にマスクを配布するために使われたお金もそうだが、その他、特別給付金、持続化給付金、雇用調整助成金、事務委託費等々、細々と暮らす大衆庶民には想像しがたい額のお金が動いている。
 そんな時には、政治家、商売人、誰の心にも欲が頭をもたげるものだ。まるで、大きな肉にたかるハイエナのような、蛆うじのような連中だ。

白!


 白は純白、清廉潔白の色。
 政治の世界を覗けば、あちこちに不正の色がはびこっている。トンネル会社や、お偉い方たちの友達だけが儲かるようなシステム、汚職や選挙違反。
 そんなニュースを見ていて、彼らは清廉潔白ということばを忘れたのだろうかとふと思う。清き一票なんてとんでもない。汚れた一票ばかりじゃないかと思えてしまう。
 買い物途中、白いアジサイを見かけた。すぐそばに白い猫がいた。彼はどこを見ているのだろうか。遠い理想の世界を見ているなんてことはないだろうが、せめて、政治家たちには理想を抱いていてほしいものだと願う。
 コロナ禍は収まりそうにない。解除すれば、広がる中、もう少し我慢が必要なようだ。アベノマスクは届いたが、その裏には誰かが儲けているのだろうなと不信感を持ってしまう。
 清廉潔白な世の中になることを願っている。


ストロベリームーン


 6月5日は二十四節気の一つ、「芒種」。穀物の種をまく時期」だが、最近はもっと早く種まきが行われるそうだ。
 次の二十四節気は「夏至」。一年でいちばん昼が長い日になる。その夏至の月の満月をアメリカ先住民は「ストロベリームーン」、「苺月」と言うそうだ。由来は詳しく知らないが、なんだか、温かい気分になる。
 そして、6月5日から6日にかけての月は満月だという。2時半ごろ、西向きの窓からまん丸な月が見えた。実際はオレンジ色に見えるのに、写真に撮ると、白くなるので、少し加工した。
 コロナ禍で仕事がない今、できるだけ、贅沢を避け、質素な生活をしている。テレビの再放送を見て楽しむというのもあるが、それより、やはり、花鳥風月こそ、今の楽しみなのではないかと思う。