日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

この後すぐ!

テレビを見ていてよく聞く言葉「この後すぐ!」

今日、8時52分ごろ、「~(番組名)はこの後すぐ!」という言葉を聞いてから、8分後にその番組が始まった。


「この後すぐ」ってどのくらいの時間なんだろうか?疑問に思った。


以前、私の知り合いの中国人が「すぐ行きます」と言って、1時間後に来たことがあった。その人にとって、「すぐ」は1時間以内なのだ。もしかしたら、中国人と日本人の「すぐ」という言葉の概念が違うのかと思ったものだ。


ところで、みんなに問いたい。


「8分」は、日本人にとって「すぐ」という概念に属するのだろうか?


もしそうなら、このテレビでよく聞く「この後すぐ」は当たっている。


だが、私にとって、8分は長いと感じる。


さて、みなさんはどうなのだろうか?

草船-後退する人類-

「日本人の起源を探る国立科学博物館(東京)のチームが17日、台湾からの渡来ルートとみられる3万年前の航海を再現するため、当時を模した2隻の草舟で沖縄県与那国島から約75キロ東方の西表島に向けて出航した。」(NHKニュース)


この結果は失敗に終わり、再挑戦することになったそうだが、このニュースを見て、いろいろ考えた。

3万年前の人類は確かに草船のようなもので渡来したはずだ。たとえ、現代人にできなくても、当時の人たちは、何らかの知恵を使って可能にしたのだ。だから、現代がある。


ふと思う。もしも、2万年後の人が21世紀の人のことを想像したら、どうなるだろう。21世紀の人にはできて、2万年後の人には難しいことがあるにちがいない。


短い期間で考えればわかる。次の計算が暗算でできるだろうか。


「39+24+37」


これは誰でも簡単にできる暗算だ。だが、数十年後の社会ではできない可能性がある。それはコンピュータや電卓に頼り過ぎて、簡単な計算もできない人が多くなるということだ。実際に、最近、ある人に「39+24+37」はいくらかと聞いたら、その人は、「ちょっと待って!」と言って電卓を叩きだした。この人は未来人の先駆けのような人なのかもしれない。


現代人にできなくて、数年前、あるいは、3万円前の人にできたことがたくさんあったのではないかということだ。


我々人類は進歩している。しかし、後退している一面もあるのではないか。

はまったら抜けられない!

昔あったテレビコマーシャル!

「やめられない!止まらない!」というお菓子の宣伝、けっこう恐ろしいが、最近もっと恐ろしい宣伝がある。


「はまったら抜けられない」という恐ろしい言葉で誘うゲームの宣伝!

さらには、不気味な世界に没入して抜けられないでいる中年の男、周りの空気からは完全に離脱している。そんな男を見せて、恐ろしいほど夢中になるゲームだという。


麻薬にはまって抜けられない人たちと何ら変わりない。危険ドラッグとあまり変わらない。周りのことを無視してしまう。運転中にゲームをしていて、事故を起こしてしまうとか、人にぶつかり、けがをさせるとか、突然わめきだして、周りを驚かせるとか、ゲームにはまって、仕事に出られなくなるとか、大学生が学業を忘れてゲームにはまるとか。


麻薬以上に恐ろしい世界だ!若者諸君決してテレビコマーシャルにそそのかされるなかれ!競馬、競輪の宣伝もそうだ。そこには華やかな楽しい世界などない。地獄が待っているだけだ。恐ろしい宣伝に惑わされないでほしい。

海の日

 今日は海の日だ。1996年から施行された国民の祝日だ。当初は7月20日だったが、2003年からは7月第3月曜日に変わった。世界でも「海の日」という国民の祝日を制定している国は日本だけだという。島国日本、海洋国日本であることを自覚する日でもある。


 また、このころは梅雨明けの時期でもある。梅雨が明けて、いよいよ暑い夏がやってくる。今日、九州から東海にかけて、梅雨明けが宣言された。関東はまだだが、かなり蒸し暑い。今、部屋にある温度計は31度だが、予報によると、最高で33度くらいになるという。


 海と言えば、人類の誕生は海に始まる。人は海を見ることで、心を慰められたり、不思議な懐かしさを感じるのだろう。わたしは今も休日などには海を見に行く。日本の海の向こうにはロシア、北朝鮮、韓国、中国、フィリピン、アメリカ等がある。ロマンを感じる海だ。


 江戸から明治にかけて、多くの日本人が海を渡った。いやもっとさかのぼれば、中国へ渡った阿倍仲麻呂、中国から渡来した鑑真和上、大昔にも中国、朝鮮から多くの渡来人が来ていたことはわかっている。小さな島国日本にとって、海はさまざまな意味で重要だ。


 今では、飛行機による移動がもっぱらで、海を渡るということはあまり意識されない。

だが、今日の海の日、海の重要さを再認識する必要がある。日本を取り囲む海には多くの問題が棚上げされている。


 南シナ海で中国とベトナム、フィリピンが領有権を争っている。国際司法裁判所の判断によって、中国は敗訴したが、まだ、争いは収まりそうにない。日本の最南端の沖ノ鳥島の問題もある。中国がこれは島ではないといって難癖をつけている。ロシアとの間には北方四島の問題、韓国との間には竹島問題、中国との間には尖閣諸島の問題などがある。領海にかかわる問題は多い。


 すっきりと収まり、海を隔てたお隣同士が仲良くする日が来ることを願う。

見えない音

遠くで花火の音が聞こえた。ベランダに出てみると、

遠くの町で花火をあげているのが見える。

すぐに望遠レンズのカメラを取って、ベランダに戻ると

もう花火の様子は見えない。


あきらめて戻ると、しばらくして花火の音。

また、またカメラを持ってベランダに行くと、

どうやら花火大会は終わったようだ。


深夜、月が出ていた。

曇り空にもかかわらず、月が見えた。

さっそくカメラを持ってベランダへ

すると、月は雲に隠れてしまった。


人生こんなもの!

望みを追求すればするほどかなわぬもの!