聖人と言われる人は、
自分がきちんとしているからと言って、だらしない人を非難しない。
自分がどんなに清廉潔白であっても、汚れた人を非難しない。
自分がどんなに正しくても、間違った人を諫めたりしない。
自分がどんなにすばらしくても、それを自慢しない。
ぼくも、なれるものなら、そんな人になりたい。

【原文】老子58章
　聖人方而不割、廉而不刺、直而不紲、光而不耀。
【書き下し文】
　聖人は方にして割かず、廉にして刺さず、直にして紲さず、光りて耀かず。
　（せいじんはほうにしてさかず、れんにしてささず、ちょくにしてのびず、ひかりてかがやかず）