暑さ寒さ!
昨日の晩、母が「寒い!寒い!」といっていた。ちょっと待って!「暑い夏の中で気温が下がった時は涼しいっていうんじゃないの?」と言うと、母が反論してきた。「『涼しい』というのは気持ちよいもの。わたしにはきもちよいものじゃないから『寒い』の。」
人によって感じ方は違うということか。この時期の20度ぐらいが、ぼくには「涼しい」と感じられても、母には「寒い」と感じられるということだろう。こんなことってよくあることかもしれない。
以前、中国の広東省に住んでいた時、一年中、30度前後の気温が続いていたのに、一月のある時期、一週間ほど、15度前後の日が続いた。その地方には風呂がなく、年中卯シャワーだった。それに窓と壁の間に隙間があって、北風が吹きこんでくる。シャワーを浴びた時、猛烈な寒さを感じた。15度と言えば、日本では初春のころの気温だ。
かつて、大学生の時のことを思い出す。1月の気温0度の日に、北海道出身の友達と道路工事のアルバイトしていた時、ぼくが「寒い!寒い!」と言うと、友達は「これくらい、全然寒くないよ!」と言った。同じ気温でも、状況により、人により、感じられる暑さ寒さも違ってくる。