カルガモ
あまり歩きたがらない母を歩かせるため、二日、あるいは三日に一回は近くのスーパーに行っている。そのたびに川沿いの道を通る。
いつもカルガモや珍しい鳥を探しながら歩いている。昨日はカルガモしか見られなかった。だが、カルガモに出会えたことだけでもうれしい。
この二羽は番いだろうか。仲良く泳ぎながら、時折、嘴を水の中に入れて餌を摂っている。こんな姿を見られるだけでうれしい。
物価上昇は呆れるほどだ。外食も高級な肉や魚も考えられない。野菜も高い。どうすればいいのか頭が痛い。それでも、静かに生活するほかない。