日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

アオサギのいる公園(改稿)


 東京都品川区にある「文庫の森」という名前の公園に行ってきた。東急大井町線、戸越公園駅を降りて数分のところにある。あまり期待はしていなかったが、行って見ると、いいところだった。


 公園に行くまでに、商店街を通っていると、いろいろとおもしろい店もがあって、何も買わなくても楽しめる。ただ、商店街のあちこちに空き地があり、コロナ禍の影響があるのだろうかと思われた。


 「文庫の森」のあるところは、熊本藩細川家の下屋敷があったところだそうだ。明治時代、三井財閥の所有となり、三井文庫が発足、書庫が建てられたが、戦後の財閥解体で、民間に売却され、国文学研究資料館となったという。


 歴史のある公園だということだが、今はその跡地に、三井文庫の第二倉庫(入館不可)と広場、それに、池があるだけの素朴な公園となっている。ただ、池には折れ曲がった木橋が架けられてあって、趣のある風景になっている。


 その池の中には、オナガガモもいたが、ど真ん中にアオサギがじっと立っていた。ほとんど身動きせず、時おり、首を左右に振るだけだ。この池と鳥たちを眺めていると、何だか、のんびりした気分になる。


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