ガラス細工のような鷺
先日、カメラをもスマホも忘れて、散歩に出たのだが、こんな時に限って、アオサギに出会った。目の前を飛びすぎて、対岸にある家の屋根の上に止まった。
これはシャッターチャンスだと思ったが、カメラがない。スマホもない。母のスマホを借りたら、電池切れだ。それで、目に焼き付けようとしばらく眺めていた。
翌日、また出会えることを期待して、昨日と同じ道を歩いた。だが、今度は川の中をゆっくり歩いていた。カバンからカメラを取り出し、ゆっくりと撮影した。
青白く光る鷺が目の前で、じっと立っている。まるでガラスの置物のようなアオサギだ。あまり変化がないので、出会えたことに感謝しながら、この場を離れた。