日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

世界のアスリート集結

 コロナパンデミックの恐怖が募る東京で、23日、東京オリンピック2020の開会式が行われた。この祭典を見て、思った。世界人類は一つに団結できるのではないか。ここには政治的紛争も宗教のいがみ合いもない。誰もが平等に自分の能力を精いっぱい発揮しようとしている。勝ち負けは重要じゃない。全力を尽くすことが重要なのだ。


 1964年の東京オリンピックの時、日本では、活躍した選手たちを見た人たちの間で、バレーボールや体操などのスポーツが流行した。そして、1968年のメキシコオリンピックで日本代表のサッカーチームが銅メダルを獲得してからは、サッカー熱が高まった。日本の高度経済成長もこのころから始まった。


 1964年のオリンピックで、多くの日本人が、夢を与えられたように思う。その意味で、入場パレードを見ながら思った。二匹目の泥鰌ではないが、もう一度、夢が与えられたらいいと願った。もちろん、メダルの色も気になるが、それより、彼らの頑張る姿が大切なのだ。そこに夢があるのだ。


 日本ばかりではない。経済的に弱い国、領土の小さな国も含めて、205の国と地域の選手たちが集まった。その選手たちは大勢の人たちの夢を背負っている。勝ち負けではない、頑張る姿に夢がある。オリンピックの精神はすばらしい。オリンピックは商業主義にまみれているように見えるが、根本的な精神は変わっていないはずだと思った。

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