日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

梅雨の白い花


 今は、梅雨まっただ中といった感じで、雨の日が何日か続いている。週一の仕事以外、ほとんど外出しないまま、ただ季節が通り過ぎていくような感覚がする。


 それでも、雨の中、近所へ買い物に出かけ、花壇などに咲いている花を見付けては写真を撮っている。白い花は以前から好きだが、それがまた、雨に濡れたら、また面白いというか、花もさらに艶っぽくなるように感じた。


 上の花は何の花か、よくわからず、グーグルレンズで調べると、「クチナシ」と出た。クチナシの花なら、名前は知っていたので、「これがそうなのか」と感心するばかりだ。それから、図鑑を調べる。


 「本州以西、中国、インドシナに至る暖帯、亜熱帯に分布する常緑樹。葉は濃緑で光沢がある。花は純白で芳香を放つ。」とある。


 芳香があると言っても、ぼくの鼻はどうも鈍感なようだ。家に帰って、玄関を入って、カレーの匂いなど、敏感に感じられるのに、花の香りとなると、不思議なことに、あまり感じない。また、この花は歌などでも有名なようで、耳にしたことがある。それなのに、どんな花なのかは今まで知らなかった。



 これもクチナシ同様、名前は知っていても、現実にどんな花なのか知らなかった花だ。グーグルレンズで調べ、図鑑とネットで確認した。どうやら、「サルビア」の一種のようだ。グーグルレンズによると、名前はサルビア・コクネシア。図鑑で見ると、サルビア・コッキネアとある。どちらが正しいかよくわからないが、サルビアの一種なんだと思うだけで、少しうれしい。いつもの「名を知って、姿を知らぬ」ものの仲間だ。今後覚えたいと思う。



 白と言っても、薄い紫色がかったような色だ。毎年今頃咲き始めるが、俳句では秋の季語だという。少し意外だ。中国語では「木槿」。この花の名前は、以前まったく知らなかったが、教え子の中国人学生から教えられた。中国語では「木槿」というそうだ。なお、日本語の「むくげ」という名前は中国語の「mu jin hua」に由来すると言われている。



 この花はグーグルレンズで調べると、一番最初に「ヒナギク」と出てくる。でも、季節が違うように思う。二番目には「フランスギク」と出てくる。5月から6月に咲く初夏の花だそうだ。これでいいのだろうか。図鑑を見ても、ネットで調べても、ちょっと納得できていない。



これは、前にも載せたニチニチソウ。中央の赤い色、それに雨に濡れた白い姿がまたいい。



 これも同じく前に載せたと思うが、ネズミモチ。団地を出ると、すぐ、目の前にあり、散った花びらが通路を白く染めている。

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