日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

二子神社と岡本かの子


 田園都市線に乗って、多摩川を渡った先の二子新地駅で降りて、徒歩数分のところにある二子神社、その境内「岡本かの子文学碑」がある。


 岡本かの子(1889.3.1-1939.2.18)は、歌人、小説家、仏教家だ。夫の岡本一平は漫画家、彼女の長男は芸術家、岡本太郎(1911.2.16-1996.1.7)だ。岡本太郎は、この碑がある川崎市高津区二子で生まれた。


 岡本太郎と言えば、1970年大阪万博において、太陽の塔を製作したことで有名だが、テレビにも出演し、コマーシャルで、「芸術は爆発だ」という名言を残している。


 二子神社は江戸時代初期土着した、武田家が、天照皇大神を守護神として祀り創建したと言う。明治維新後、神仏分離の際に、社殿が作られ、さらに後になって村社とされたそうだ。



この文学碑は地元有志の発意により前衛的な画家・彫刻家の岡本太郎、建築家の丹下健三などの協力を得て昭和37年(1962)11月に建てられたもので、岡本太郎がモニュメントを製作し、丹下健三が台座と築山を設計しました。この碑は岡本太郎が、父、岡本一平と母、かの子がこよなく愛したこの地、二子の多摩川のほとりを懐かしみ、本人が「誇り」と命名しました。また、岡本かの子の業績を称える文芸評論家・思想家の亀井勝一郎の文を、小説家、川端康成の直筆によって刻んだ碑が「誇り」の横にあります。

                     高津観光協会・高津区役所


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