日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

親思う心にまさる親心!

 ぼくはお寺や神社に行ったら、いつも、母の健康と世界の平和を祈っている。母は毎日、神棚と父の仏壇にぶつぶつと祈っている。母は言う。ぼくら子供の幸せを祈っていると。だが、何かが欠けている。


 母は何十年もの間、毎晩、酔っぱらっている。時々、酔って転倒し、怪我をしている。自分の健康をまったく考えない母、子供の幸せをどれだけ祈っても、これでは、母の幸せもなければ、子の幸せもない。


 ぼくは何度も言い方を変えて、母に言っている。「お母さんが幸せになることが子供の幸せなんだよ!」何度言っても効果のないことを繰り返し言っている。それでも、これしか方法がない。


 「親思う心にまさる親心」(吉田松陰)というが、親が子供の幸せを願っていても、自分の命や健康を粗末にしていては意味がない。まず、自分を大切にしなければ、人を幸せにするなんて、無理なこと。母が自らの健康を害する姿は何とも悲しいことだ。

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