日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

カラス!


 カラスというと、嫌いな人が多いだろう。ぼく自身、かつて、通勤路で、カラスをよく見かけて、何だか不気味だと思ったことがある。だけど、近頃思うことはカラスから人間を見たらどうなのだろうかということだ。
 人間は自己中心的に世界を見ている。ゴキブリだって、もしかしたら、人間を憎むべき天的だと思っているかもしれない。人間の価値に高いとか低いとかいう差がないように、生きているものすべてに上下はない。
 人間もその他の動物もみな同じ価値を持った動物なのかも知れない。そんな思いでカラスを見ていると、カラスを敵視する必要はないように思えてならない。ゴキブリだって、蜘蛛だってそうだ。
 人間は自分の都合によって、誰かを敵視する。動物であるかぎりそれが普通なのだろう。どこかの国がどこかの国を敵視するように。





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