少子化をどうする?
今日のニュースによれば、50年後、日本の人口は8800万人ぐらいになるらしい。5年に一度、厚生労働省が将来の推計人口原案を発表しているが、5年前の予測では、1億人を割るのは2048年ということだったが、それが5年遅くなって、2053年になったという。
原因は30歳・40歳代の人たちの結婚観が多少上向き傾向にあり、5年前の推計では、女性が一生の間に出産する子供の数は50年後、1.38だとされていたが、それが1.44に上がるだろうという予想からだ。
しかし、先日もニュースで見たが、若者の間で、実際の恋愛よりバーチャル恋愛のほうがいいという考え方が広まっているという。
電子技術の発達、ゲームの流行、ネット上で交際する人たち、現実感のない恋愛が増えたのだろうか。
それだけではない。かつては結婚し、子供を育てるというのが当たり前の社会だったが、女性たちは社会進出し、経済力も高くなった。
他にもまだ原因はあるだろう。楽しみが増えたのだ。子供や家族に縛られるより、個人の楽しみを充実させる方がいいという価値観の人たちも増えたのだろうか。
女性の社会進出は悪いことではないが、結果的に、以前のような形態の家庭が減り、単身者が増えるという結果を招いた。ここで少子化を止めるには、女性の社会進出をさらに促進すると同時に、当たり前のことだが、結婚しやすい社会、子供を育てやすい社会をつくらなければならない。