政府に期待!
アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひくというが、今や、トランプが無知な呟きをすれば、アメリカも日本も株価が変動する。中国の習近平もロシアのプーチンも影が薄くなった。誰もが彼の呟きに右往左往、おろおろしている。7か国入国禁止も根拠が不明だが、そのことで世界中が批判している。
今日のニュースによれば、アメリカ国民の49%はトランプを支持しているという。アメリカ国民もすでに自由・平等を愛する国民ではなくなったということか。ステレオタイプで差別するのがアメリカ人の半分もいるということだ。
そもそも、彼が大統領選挙で勝利したことからして、アメリカ人の半分以上がイスラム教徒やヒスパニックや難民を嫌っているということの証だろう。テロの脅威から守るなんていうのは言い訳に過ぎない。ただ嫌いなものを排除したいだけだ。
最近の新聞紙面を見ると、毎日のように、アメリカ大統領のつぶやきによる世界の慌てぶりがトップニュースになっている。政府が対応しなければならない問題は他にもいろいろあるのに、トランプの影に隠れて目立たなくなっている。人口減少問題もあれば、近隣諸国との領土問題もあれば、待機児童の問題もある。トランプのささやきに左右されない、謂わば「ぶれない」日本政府の今後に期待するほかない。