８月９日は長崎に原爆が落とされた日。忘れてはならない日だ。

　長崎に知り合いの女性がいて、彼女に会うため、また、仕事で何度か長崎を訪れた。西海岸沿いの道をドライブしながら眺めた美しい夕日、稲佐山から眺めた港。平和記念公園の像などいろいろなことが思い出される。

　彼女と会って思ったことがある。長崎で育った多くの人はあの第二次世界大戦を憎んでいるという。また、戦争を引き起こした日本という国を許していないということだ。祖父祖母の代から受け継がれた思いがある。

　今、また、核兵器廃絶のための条約を批准しない日本政府は許せないだろう。今の政府は、再び、軍備を拡張しようとしているように思えてならない。今日は世界平和を祈る一日。核兵器のない世界を希求する一日だ。

　原爆が投下された日、第一目標の小倉は視界が悪く、第二目標の長崎に落とされたという。長崎の空は青空に白い雲が漂う平和な夏空だったはずだ。

　原爆投下の後は黒い雨が降ったという。悲劇は突然やってくる。いつ何時再び起こるかわからない悲劇だ。繰返してはならない。世界中から核を排除したいという思いを強く抱く一日だ。