昨日、2月1日は東京で「ダイヤモンド富士」が見えるという日で、一年に1日か2日しかない日だそうだ。
　そんなことも知らず、たまたま東京都庁を訪れた。西側の窓には大勢の人が大きなカメラを構えて、夕暮れ時を待っていた。
　5時近くなって、富士山の見える展望室の西側は人がたまってきて、窓も見えない状態だったが、何とかカメラを上に伸ばし、撮影したのがこの写真だ。

　オレンジ色に染まった空と雲の間に浮かぶ富士山。その頂上に向かって、真っ赤な太陽が沈んでいく。大勢の人たちがシャッターを押している。都の職員が、「撮影が終わった方は後ろの方に場所をお譲りください。」
　外国人の人たちが大勢いた。欧米人、アジア人かいっぱいだ。今まで見たことがない光景だ。背の高い外国人に囲まれて、必死に背伸びをしてぼくもシャッターを押しまくった。ただ、富士山の上には雲がいっぱいで、ちゃんとしたダイヤモンド富士は撮れなかった。

オレンジ色の世界、日頃自宅で見るオレンジ色の夕景とはまた違った光景を見ることができた。さあ、富士山頂に太陽が沈もうとしている時、下りのエレベーターが込みそうだったから、完璧なダイヤモンド富士は撮れないまま、降りることにした。