日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

息が詰まる!

日本の生活が息苦しく感じて、一時期中国に避難した。のんびりした生活、大らかな人たちに囲まれて、鬱も治った。だが、日本に帰ってからまた息苦しさを覚えだした。


どうにもできない閉塞感がある。何もかも気がする。決められたルーテインの中で、ネズミのように回し車の中で回っているような感じがする。例えば、バスや電車。中国では最初から遅れることはわかっている。のんびりと待っていた。遅刻はそれほど恐ろしいことではなかった。


日本ではそうはいかない。バスに乗り遅れたら、その後の電車、乗り継ぎ電車と遅れてしまって、遅刻するかもしれない。そう思うと、乗り継ぎのたびに走っている。駆け込んでくる乗客に押し込まれることもある。そして、満員電車の中で身動きできないまま、スマホで仕事の再確認などをする。


それから、時々起こる人身事故だ。一度、自分の乗った電車が人身事故にあったこともあるが、切羽詰まった人たちが飛び込むのだろうか。また、ニュースはいつも暗い。自殺のニュースや高齢者の交通事故。残業200時間とかいう大企業。そう、大企業の不正のニュースも聞いていて、この国変だぞと思う。あちこちにゆがみが生じているような気がする。


かつて「24時間働けますか?」とかいうコマーシャルがあった。あの当時、ぼく自身も24時間働いたことがある。上司に一番大事なのは何かと聞かれ、家族だと言ったら、だからあなたはだめなんだ。職場を一番にしなければいけないと説教されたこともある。そんな人たちがたくさんいる日本はひどく息苦しいと感じた。


さらには物価だ。何もかもが高い。それから人間関係だ。ひどく疲れる。ほんの少し言葉を間違えると、人間関係が崩れる。言葉がとても重要だ。失敗は人を絶望させる。これも何だか疲れる。一つの失敗を恐れては何もできないのに。前向きに生きようと思う気持ちが常に空回りしているような気がしてならない。

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