雨いろいろ!
今、梅雨時に降る雨は梅雨の長雨。
梅雨の雨といえば、今は新暦の雨を言う人もいるようだが、旧暦五月に降る雨なので、昔は梅雨の雨を五月雨ともいった。梅雨も五月雨も、ほとんどの人が読めるだろうが、辞書を調べてみると、日本には雨を表す言葉がたくさんあって、中には読めないものや馴染みのないものがある。ちゃんと検証したわけではないが、こんな国は珍しいのではないだろうか。
以下、雨の名前を列挙してみた。全部読めるだろうか。ぼく自身、今日初めて知ったものも多い。下に行くにしたがって、読みにくい、あるいは馴染みのない雨に並べてみたつもり。また、すべて、『デジタル大辞泉』に載っているものだ。
- 豪雨
- 大雨
- 小雨
- 風雨
- 霧雨
- 暴雨
- 通り雨
- 暴風雨
- 長雨
- 春雨
- 秋雨
- 氷雨
- 鉄砲雨
- 照り雨
- 照り降り雨
- 天気雨
- 通り雨
- 叢雨
- 夜雨
- 漫ろ雨
- 時雨
- 袖の雨
- 袖笠雨
- 寒九の雨
- 紅梅の雨
- 小糠雨(糠雨)
- 朝雨
- 七つ下がりの雨
- 涙雨
- 地雨
- 涙の雨
- 糠雨
- 花の雨
- 一雨
- 日向雨
- 遣らずの雨
- 横雨
- 私雨
それ以外に、比喩的に用いる雨もある。
- 涙の雨(を降らす)
- 血の雨(が降る)
- 黒い雨(黒い雨に打たれた)
- 空知らぬ雨(に濡れる)
- 身を知る雨(の降った時)