日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

こだわりを捨てる!

 時々、500円から1000円ぐらいのワインを買って飲んでいるが、この間、一年ぶりに、600円ぐらいの「カリフォルニアレッド」という赤ワインを買ってきた。今日、マーボー豆腐を作って、いつものビールの代わりに、これを飲んでみたら、けっこう合う。


 ワインで思い出すのことがある。弟は2000円前後のワインを買っているという。1000円以下のワインはワインじゃないという。ビールっぽい100円以下のビールもビールじゃないという。牛乳にしても、加工乳は牛乳じゃないという。


 弟に言わせれば、ぼくが飲んでいるのは、似非ワインに、似非ビールに、似非牛乳なのだそうだ。そこで、さらに思い出すのが、コーヒーだ。母は、インスタントコーヒーがおいしいという。ぼくは、インスタントが飲めない。一応レギュラーコーヒーを飲んでいる。ただ、100g100円以下のものだ。


 美味しいコーヒーにこだわるなら、100g数百円のものだろうが、こだわりも度を過ぎれば、所謂「お宅」になる。ぼくはいつだって適度に楽しむのが好きだ。ワインもビールもそうだが、高級感は要らない。


 こだわらなくてもいいものにはこだわりたくないと思う。誰も迷惑しないし、金もかからないものにはこだわってもいいと思う。何しろこの時代だ。安くておいしいものを求めたい。今思うこと。それは、衣食住において、こだわることを捨てたいと思っている。

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