里山の尾根道を歩く
立冬の日の七日は小春日和で、日中の気温は19度ぐらいだったろうか、過ごしやすくて、散歩にはちょうどいい天気だった。
こんな日に、どこも出かけず、家に引きこもっているのはもったいない。母を説得して、昼前から出かけた。バスで最寄り駅まで行った。駅構内はまっすぐ歩くのが難しいほど、人が多かった。
駅前から少し歩くと、里山公園がある。整備された山道を歩いて、いちばん高いところまで登り、そこから、木に囲まれた尾根道を歩いた。周囲のモミジはまだ緑色だったが、あちこちで赤い実がなっていた。青空に赤い色が映えていた。
山を下りて、駅前まで戻ってスーパーで買い物してから家に帰った。帰り着いて、まもなく、日が沈んだ。一万歩近く歩いて、疲れたものの、有意義な半日だった。