WBC!
WBC準決勝、日本とアメリカの試合をテレビ観戦した。大接戦の末、日本は1-2で敗れた。日本は守備のチームであったはずなのに、菊地選手と松田選手のミスで2点取られた。日本の1点は、菊地選手のソロホームラン。
かつて、アメリカのリーグ(MLB)を大リーグと呼んでいた。漫画「巨人の星」では「大リーグボール養成ギブス」などというのも登場した。「大」をつけるのはそれだけ、日本のリーグにあこがれている証だ。
だが、今回のWBCを見ていて思ったのは、オランダの4番バッターであるバレンティンは日本のヤクルトスワローズの4番バッターで、準決勝先発投手は日本のソフトバンクホークスのエースだ。MLBばかりのプエルトリコ相手にどちらが勝ってもおかしくない試合をした。日本もMLBのすごい選手たち相手にこちらもどちらが勝ってもおかしくないゲームをした。
日本のリーグもそれほど劣っていないということだ。ただ、1試合接戦をしたとはいえ、数試合すれば、どうなるかわからない。ここは、決勝トーナメントではなくて、決勝リーグとして、4チームで戦い、最も勝率のいいチームを優勝としたらどうだったろうか。違った結果になっていたかもしれない。
またリーグの力を図るのに、できれば、サッカーのクラブワールドカップのような試合があればいいと思う。そうすれば、MLBと日本のリーグの力の差も歴然とするだろう。そのうえで、MLBを大リ-グと呼ぶような謙虚さも必要だが、やはり日本のリーグも自信をもってほしいし、そういうものを培う上で、高める上でも、国内だけでなく国際的な試合を増やして、交流をさらにしたほうがいいと思う。