急な秋
11日は夏日、それも日中はほぼ真夏日の29度あまりだった。それが、12日は、いちばん暑い時で20度、4時頃になると19度ぐらいまで下がった。急にやってきた秋だの一日、母は朝から晩まで「寒い!」と言っていた。
今年の三月下旬、気温が15度から20度に上がった日があったが、その日、母は一日中「暑い!」と言っていた。うちの母は、今、気温が何度かということは関係なく、急に上がった後の20度は「暑い」、急に下がった後の20度は「寒い」と感じるようだ。
同じ温度でも、体の感じる暑さや寒さは相対的なものだということだが、母はその点、理屈抜きで正直なのだ。ただ、問題なのは「暑い」と「寒い」の間に「涼しい」と「あたたかい」がないことだ。
昨日は一日雨だったが、少しは歩いたほうがいいと説得し、傘を差して散歩に出た。あちこちで濡れた葉っぱを写真に撮った。近頃、葉っぱを鑑賞するのもけっこう面白いと思うようになった。雨に濡れた葉っぱもいい。