シロタエギク!
3月、4月は不要不急の外出を控えてきた。電車にもバスにも乗らないで、とにかく、貯金を削りながら、かろうじて生活している。政府も東京都知事もとにかく不要不急の外出は控えるようにと言ってきた。
ところが、国会は何をやっていたかというと、コロナウィルスの問題よりも、首相の友達、というか首相の疑惑に関する問題をことごとく、上からの圧力で押さえつけてきた検察官の定年を延長するか否かということで議論を続けていた。
世界の笑い物だ。それがとうとう、議論を収めた。当然のことだ。これ以上、検察を私物化されてはいけない。不要不急の外出を控えたように、国会も不要不急の議論をさっさと止めて、必要火急の議論をしてほしい。
世界でも類をみない少ない検査数をどうするのか。医療体制は大丈夫なのか。国家予算を数百億円使って、不要なマスクを国民に配布した責任はどうするのか。
言いたいことはたくさんあるが、それより、ぼくにとって大事なことは、近所のいろいろな花が咲きはじめていることだ。季節の進行ほど大切なことはない。シロタエギクが咲き始めたことは、アベノマスクや今の政権より、ぼくにとって大事なことだ。
真実は一つだが、政権はすべて藪の中に放り込んでしまった。もやもやとした政権だ。シロタエギクを見ていると、なんだかモヤモヤとした白い部分の中に真実がくっきりと浮かんでいるような気がして、何とも気分がいい。