最近驚いたことがある。「紅白歌合戦」とか「真田丸」とか、その他さまざまな番組の視聴率がぼくの想像した以上に高いことだ。

　某テレビ局で視聴率の高い番組を紹介していた。また、スマホで視聴率を調べても同様で、我が家ではまったく見ていない番組というか、あるチャンネルで「この後すぐ」と聞いたらすぐにチャンネルを切り替える、つまり大嫌いな番組がほとんど上位を占めていた。

　つまり、世間一般の視聴率と我が家の視聴率が大幅に食い違っているということだ。あまりに違うので、もしかしたら、視聴率というのはどこかで誰かが操作しているのではないかと疑いたくなる。

　「紅白歌合戦」はもう何年も見ていない。今年は紅組が勝ったとニュースで言っていたが、どちらが勝ってもどうでもいい。男女で争うのもおかしい。ＮＨＫは奇妙に大物歌手にこだわっているかと思うと、急に流行に媚びたりするのは好きじゃない。

　昔、ある歌手を売り出そうとしているマネージャーと知り合いになったことがあるが、その人が言うには、某テレビ局の歌番組に出場させるのに数百万円必要だと言った。そうか、歌手の実力も欠かせないが、金も必要なのだ。

　紅白だけではない。本当にくだらないと思う番組も高視聴率だ。そして、いいなと思う番組が低視聴率だったりする。何かがおかしいと思うこの世界だが、そう思っているのはたぶんぼくだけなのだろう。