日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

蝶々!


 小学生の時以来、蝶々観察などしていない。

 ある日、何気なくベランダを見ると、蝶々が手すりに止まっている。名前は忘れてしまったが、しばらく止まっていてくれたので、急いで、自室に戻り、カメラを探したが、見つからない。仕方なく、スマホを持ってきて、慌てて、シャッターを切った。

 何年もゆっくりと観察していない蝶々が、ぼくのそばに近づいてきてくれたのだと思うと、ちょっと感激し、子供の頃のことを思い出した。

 小さい頃は里山に入り、セミや蝶を追いかけたものだ。小学生の頃の写真はあまり残っていない。数葉ある中に、山中で、兄と写った写真がある。また、笑顔の母に見守られて、ブランコに乗っているぼくの写真を見ると、何とも言い難い気持ちになる。

 蝶々はシャッター音のせいか。飛んでいってしまった。また出会える機会はあるのだろうか。

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