啓蟄-仲春
3月6日は啓蟄(けいちつ)だった。というか、これから春分までの2週間あまりを啓蟄ともいう。眠っていた虫たちが地上に這い出してくるという。さて、人間も2018年度の納めをして、新しい年度に向かっての準備を始めるころだ。
立春(2月4日)、雨水(2月19日)、啓蟄(3月6日)、春分(3月21日)、清明(4月5日)、穀雨(4月20日)、立夏(5月6日)。
夏まで残り二ヶ月だ。少し前までは春が待ち遠しかったのに、立春を迎えたら、春は勢いよく行き過ぎていくような感じがする。7日は旧暦2月1日、仲春のスタートだ。残り二週間ほどで如月の望月のころとなる。
「如月の望月」と言えば、西行法師の歌「願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」を思い出す。西行は「仲春である如月の望月のころ、満開の桜の花の下で死にたいと言った。そして、その通り亡くなったと言う。今年の望月のころに、桜はどれほど咲くだろうか。
桜こしあんまん(期間限定 きざみ桜葉入り)