天に唾を吐く!
人を責めれば、責められる。人を嫌えば、嫌われる。人を非難すれば、非難される。
テレビで誰かが見苦しい芸をしている。その人が嫌いなわけではないが、見苦しいものは見たくない。
芸能人の離婚問題や仲違い、それに、見苦しい責め合い。見たくもない醜い争いだ。
ゴシップ記事は見たがる人がいるから、マスコミが調子に乗って載せる。見たくなければ、見なければいい。
存在するものを非存在にはできない。醜いもの、見苦しいものは存在する。見たくなければ見なければいい。
異なる文化を否定する気持ちはあっても、異文化の存在を認めることが大切だ。世界平和には必要なのは寛容の精神だ。
人の考え方は似ていても当然異なる。それを認める精神がなければ平和はない。相手が何であっても、認めていきたい。
非難すれば非難される。人を非難して、非難をされたことがある。自分が正論だと思っても非難されたことがある。
非難すれば非難される。人を非難するのはまるで、天に唾を吐くようなものだ。
人を非難したくなったら空を見る。自然の姿は雄大だ。感情と感情のぶつかり合いは小さなものだ。
地球の歴史を考えればいい。人ひとりの人生は歴史の中の一秒にも満たない。
広大な宇宙を考えればいい。丸い地球の上の人間の存在は宇宙の中の一ミリにも満たない。
空を花を木々を見ればいい。人の作り出した空間は小さなものだ。自然の摂理の中にこそ真実がある。