もぐる
家に帰るために、知らない街をさまよい歩く。
ようやく見つけた
地下への入口から階段を下りる。
長い長い階段を下りて、
下り切った踊り場の先には、
また長い長い階段がある。
どこまで潜るのか訝しみながら、
一階、二階、三階、四階、五階と下る。
土竜になったような気分で、
電波の届かぬ地底の
入り組んだ神経線維のような
迷路の中、ホームを探す。
地面の底を交差し、
鼠の巣のように入り組んだ通路を
行きかう鉄の箱に乗り込む。
いったいどこまで潜るのだろうか。
家に帰るために、知らない街をさまよい歩く。
ようやく見つけた
地下への入口から階段を下りる。
長い長い階段を下りて、
下り切った踊り場の先には、
また長い長い階段がある。
どこまで潜るのか訝しみながら、
一階、二階、三階、四階、五階と下る。
土竜になったような気分で、
電波の届かぬ地底の
入り組んだ神経線維のような
迷路の中、ホームを探す。
地面の底を交差し、
鼠の巣のように入り組んだ通路を
行きかう鉄の箱に乗り込む。
いったいどこまで潜るのだろうか。