日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

スーパーの閉店

 うちから歩いて十分ぐらいのところにスーパーがある。それが、今日、突然の閉店になった。3日ほど前に行った時はそんな様子もなかったのだが、昨日の夕方、行ったら、店内には商品がほとんどなかった。何事かと思って入り口に戻ってみると、張り紙がしてあって、明日25日の18時をもって閉店するという旨のことが書かれてあった。
 それにしても、この場所、十年ほどの間に、経営者が4回変わっている。その周囲の店もずいぶん変わった。商店街はいつの間にか老人ホームになった。さてさて、次はどんなふうに変わっていくのか、多少期待している。
 そういえば、今日、帰宅途中、バスの窓から眺めていると、「あそこのパチンコ屋が塾に変わっている」と隣にいた人が言った。確かにそうだ。十年一昔と言うが、本当にそうだなと思う。かつて、ボーリング場がパチンコ屋に変わったとのをいくつも見てきたが、パチンコ屋が塾に変わるというのは、なかなか聞いたことがない。
 ふと思うのは方丈記の一節だ。「人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。(人の住まいは時代がたってもなくならないものだけど、これを本当かと調べてみたら、昔からあった家はめったにない)」
 今住んでいる街も十年の間に、いろいろなものが変わった。最寄り駅には、数十年前にも来たことがある。その時と比べて、あまり変わっていないように思えるのだが、実際はずいぶんと変わっているのだろうなと時の流れを痛感させられる。


×

非ログインユーザーとして返信する