今日、午後8時から11時まであったTBSのドラマ「警視庁機動捜査隊」を見ていて驚いた。
　ドラマの最後のシーンで、刑事課の係長が「元号も平成から令和に変わることだから・・・」という台詞を言ったのだ。このドラマはいつ作ったのだろうか。
　新元号が発表されたのは今日の午前11時41分。それまでは、誰も知らなかったはずだ。もしかしたら、このドラマ、最後のシーンの部分だけ、今日、撮影し直したのだろうか。
　いずれにしても、元号は「令和」となる。これまでの元号の中で「和」はよく使われるが、「令」は初めてだそうだ。
　平成時代はオーム真理教事件、バブル崩壊、地震や豪雨など災害が引き続いた30年間だった。
　元号はかつて、そういった災害などが続いた時、変更されてきたという。「和」ということばで、平和で、おだやかな時代になってほしいという希望が込められているのだろうか。
　典拠は万葉集で、「初春の令月、気淑く、風和らぎ、・・・」から、令と和を取ったという。「令月」とは「よい月、めでたい月」の意味、「和らぐ」は「おだやかになる」「しなやかになる」「なかむつまじくなる」等の意味がある。そういう時代になることを願う。