流行性感冒!
「都内のインフルエンザの流行が始まりました」
というニュースを聞いて、何かいいものがと一瞬誤解しそうだった。
インフルエンザには二度かかったことがある。一月のある日、高熱があったので近くの内科に行ったら、軽く、「インフルエンザですね」と言われた。それから数日休み!
二度目は6年前だったか、母と一緒にインフルエンザにかかり、病院に一緒に行った。これまた軽く「インフルンザですね」と言われ、それから土日もはさんで1週間休んだ。
アルバイトでもないのに、給料を1週間分差し引かれた。二度とかかりたくないと思った。
ところで、中国語を勉強していておやっと思うことがある。中国語ではインフルエンザを「流行性感冒」という。読みかたは「Liu2 xing2 xing4 gan3 mao4」、カタカナで書いたら、「リュウ/シング/シング\ガン_マオ\」。日本語でもかつては「流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)」と言っていた。いつから「流行性感冒」と言わなくなったのだろうか。
電子辞書の大辞泉を調べると、
・流行性感冒:→インフルエンザ
・インフルエンザ:インフル-エンザウィルスを病原とする急性の呼吸器感染症。
ちなみに、手元にある『広辞苑第二版』(1971)で調べると、以下のようになっている。
・インフルエンザ:→流行性感冒
・流行性感冒:インフルエンザ-ウィルスによって起こる急性伝染病。
明らかに時代が変わり、流行性感冒がインフルエンザに代わって使われるようになったということだ。