日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

官能的な花


 桜の季節がすぎて、立夏も過ぎて、関東地方はいよいよ、夏らしさが増してきた。そして、花もアヤメ科に属する、いろいろな色の花が次々と開いてきた。いよいよ夏が来たと感じられる。


 これらの花は、何となく官能的な印象がある。官能的な夏、青春時代の夏など連想してしまう。結局、夏の花は人の情緒を代弁しているのかも知れない。この類いの花は、美しく、情熱的な気分を誘うようだ。


 夏が来た。心の中にある熱い過去、苦い過去が思い出される。確かに情熱的に生きていた。確かに、甘くて苦い思い出もあった。夏は熱くて甘くて苦いものだろう。だが、そんな青い時代も遠いことだ。


 枯れてなお生きることの意義を問う。今こそ精神的な充実が必要なのだ。そこで何ができるかわからないが、できることを精いっぱいやればいい。そんな思いで、一日一日を過ごしている。


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