200㎖、または180㎖入りの瓶に入った日本酒を時々買っている。母が飲む焼酎が切れた時の予備だ。去年の秋、焼酎がなくなっているのに、買い物に行かなかった日、「わたしのお酒がない」と言って騒ぐ母に、「これで我慢して」と差し出した。

　さて、たまに買っておいて、飲んだ後の空き瓶だが、これを、すぐ捨てるのはもったいない。それではどうするかというと、よく聞くのは花瓶に使うというものだ。かつて、そういう使い方をしたこともあるが、最近は500円玉貯金のために使っている。このブログ内で、500円玉貯金をしているという人は数人見かけるが、お酒の空き瓶を使っている人は少ないだろう。

　ワンコイン貯金と言ったほうがいい。何といっても、一枚のコインを小さな貯金用の再利用ガラス瓶に入れるのだから、とても気軽にできる。毎日でもいい。無理なら、500円玉が出来た時でいい、ぽんと入れておけばいい。わざわざ買って来た立派な貯金箱でないのがまたいい。満杯になったら、およそ5万円から6万円にはなる。

　９年前の春は、毎日一枚ずつ、きっちり90日間入れ続けて、4万5千円を貯金して、地デジ対応のテレビを買った。あれからもうすぐ十年になる。その後も何回か貯めて、服を買ったこともある。昨年秋から始めたワンコイン貯金は、買い物して、500円玉ができた日の夜、財布から出して、この空き瓶に入れている。今、3万5千円ぐらいになっている。何を買うかは決めていないが、いくらまで貯められるかがちょっとした楽しみだ。