暖かい二月!
「冬はつとめて、雪の降りたるは言ふべきにもあらず・・・」と清少納言は『枕草子』に書いたが、今年の冬は、あまり寒くもなく、雪を見ることもなく、過ぎて行った。
寒いと言えば寒かったが、外へ出ることもあまりなく、風が強くても気づかず、いつのまにか、2月も中旬を過ぎようとしている。
関東地方では、朝は、少し冷たいが、さわやかな大気で、昼になると、ぽかぽかとしていて、三月頃を思わせる気温だ。ストーブをつければ、母が「暑い!暑い」と言う。「暑い」じゃなくて、「『暖かい』じゃないの?」と咎める。
そうは言っても、東北地方では三日前の地震、日本海側では、昨日今日と台風がきたような天気で、どちらも被害が出ているという。日本海側と太平洋側では天気も大違いだ。
ところで、一昨日、久しぶりに雨が降ったが、夕暮れになると、青空が見えてきて、虹も見えた。二月から三月にかけて、「三寒四温」が続くというが、さて、今はどうなっているのか、何だか季節がわからなくなりそうだ。