冠羽!
先日、ソメイヨシノを求めて用水路のほとりを散策した時、用水路にいた一羽の白い鳥、サギであることは間違いないだろうが、どうも頭の後ろの白くて長い羽が気になる。
近づいて撮影しようとすると、飛んでいき、ぼくの後ろの方向へ十数メートルほど移動して、着水する。ぼくも移動して、ゆっくりと近づく。数メートルほど離れたあたりで、カメラを望遠にして撮影した。
帰って図鑑やネットで調べてみた。問題は頭の後ろにある長い冠羽。何かの図鑑で見たことはあるが、図鑑で見たのかネットで見たのか忘れている。ただ、初めて目にする白い冠羽は特徴的だ。
「白い冠羽がある水鳥」でネット検索してみたり、野鳥図鑑をもう一度めくってみるが、わからなかった。ただ、嘴の色、首の長さや体の大きさ等から考えると、コサギで間違いなさそうだ。
グーグルレンズで調べ、さらに、wikipedeaで調べて、ようやくわかった。「白鷺」、ペリカン目、サギ科、コサギ属の旧名、英名egret、とある。どうやら、コサギと呼んでも白鷺と呼んでもよさそうだ。
冠羽についても記してあった。「夏羽では頭に2本の長い冠羽が現れる」とある。ということは、この鳥にとって、季節はすでに、夏なのだ。人間の服装が6月から夏服に変わるように、季節を感じて羽を変化させるところに、自然の面白さを感じた。