日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

二宮尊徳!

 昔、薪を背負って、本を読みながら歩いたという勉強家の二宮尊徳(金次郎)像。
 二宮尊徳(1787年9月4日-1856年11月17日)は江戸時代後期の農政家&思想家で、私利私欲に走らず、社会に貢献すれば、いずれ自らに還元されるという「報徳思想(ほうとくしそう)」を説いた人物である。


 最近はあまり見かけないが、この二宮金次郎像はどこの小学校にもあった。わたしもこの人物を尊敬し、よく本を読みながら歩いたものだ。今の「ながらスマホ」ならぬ「ながら読書」だ。危ないと思うが、昔はこれが手本になっていた。


 私の場合、こうしてよく電柱にぶつかったりしたが、二宮尊徳の時代には電柱はなかったとはいえ、人にぶつかったのではないかと思うと、あまりお勧めできない。ただ、電車で読書したり、調べ物をしたりしている人を見ると、どこか二宮尊徳の精神が受け継がれているのかもしれないと思う。


 彼の残した名言のうち、わたしが一番好きなのはこれだ。


 「誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。」

二宮尊徳像

×

非ログインユーザーとして返信する