日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

先生を信じるな!

 高校三年生の時、日本史の先生が言った。「わたしの言うことを、100%信じてはいけません。90%くらいは信じていいですが、先生のことばには必ず嘘があります。」本当にそうだ。特に歴史は、先生の言うことを半分ぐらいは疑うべきだ。戦前の日本の学校では大嘘を教えてきた。今、日本の周囲の国の学校では、日本人の認識とはずいぶん異なる歴史を教えていると聞いた。
 日本には「先生」と呼ばれる人がたくさんいる。学校の先生、議員の先生、病院の先生、作家の先生、料理の先生等々、いろいろいるが、その人たちのことばのすべてを信じてはいけない。100%信じていい人などはいないのだと思うべきだ。意識してつく嘘もある。本人が知らずにつく嘘もある。それが当たり前なのだ。後は、聴く側が、最初から疑ってかかればいいのだ。
 ある日、「ちやほや」の語源は何かという問題があって、正解が出た。日本語の「蝶よ花よ」だと言うのが正解だった。語源辞書を調べてもそう書いてある。だが、どう考えてもぼくは違うと思う。中国語に「チーヤホーヤ」というのがある。人に「さあ食べなさい、さあ飲みなさい」という時に使うことばだ。これが語源だと考えるほうが自然だが、そんなことはどこにも書いていない。ぼくは辞書も疑ってかかるべきだと思っている。語源問題ははっきりしないものが多い。
 さて、「先生の言葉を信じるな!疑ってかかれ!」ということで書き始めたのだが、最近の国会中継を見ていると、ますますそう思う。疑わしい発言が飛び交っている。もしかしたら、代議士先生たちのことばは、意識しているにしろ、意識していないにしろ、半分は嘘かもしれない。最近のニュースを見ても、あらゆる「先生」を疑う必要がある。改めて言おう。「先生」を信じるな!

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