日々是好日

無知による思い込みが偏見を生み、人間の持つ煩悩が憎悪を生む。

黒猫!


雀が飛び交う中、足を忍ばせ、草むらに潜む黒猫。
じっと見ていたら、目をこちらにむける。
目が合う。
そのままずっとこちらを見ている。
カメラを向けても
目をそむけない。
何を言いたいのか、
「あっちへ行け!」
「じゃまするな!」
猫の日常を想う。
彼らの生活は仕事に追われる人間とはまったく異なる世界だ。
思い通りに生きて、人に頭を下げることも媚びることもない日常。

行列!

 横浜中華街に行ってきた。小籠包の前に長蛇の列。こんなに並んでも食べたいものなのかと感心!
 ぼくは、小さい頃からおいしいものを食べたいという欲求が、あまりなかった。最近はおいしいものを食べたいと思うようになった。だが、並んでまでべたいとは思わない。
 それに、高いものを食べるのにすごく抵抗を感じている。おいしいものであっても、まず安いことが前提なのだ。まず高いと目も向けない。安いものの中から、おいしいものを選ぶ。
 やはり、小さい頃からの親の教育が影響しているのだろうか。お金は贅沢のために使ってはいけない。勉強のためなら、金を使ってもよいと教えられてきた。
 それともう一つ、中華街で驚いたことは、食べながら歩く人が大勢いたことだ。昔は絶対に行けないと注意された。食べ歩きと言えば、ハンバーグを食べ歩くアメリカ人を連想する。
 中華街の店では、食べ歩き用として肉まんや小籠包を売っていて、行列があちこちあり、その周囲で立って食べる人や、また、そこから、歩きながら食べる人がたくさんいた。
 これは日本文化が変わってきたということか。変わるのも自然なんだろうか?





春雨と緑!



 今日は雨が降り続き、散り残っている桜もしっとりと濡れている。見渡せばあちこちにつつじが咲いて、見上げれば、ハナミズキが白や薄い紅色の花を咲かせている。温かい空気と雨による湿度で穏やかな雰囲気を醸し出している。いよいよ夏が近づいてきたと感じられる。


 新古今和歌集にこんな歌(式子内親王)がある。


 花は散りその色となくながむればむなしき空に春雨ぞ降る


 花は散り、何を見るともなく眺めていると、虚空に春の雨が降っているという。今、そんな季節だが、そこにもう一つ加えたいのは花が散りゆくと同時にいろいろな花が咲き、緑が次第に濃くなっていくことだ。これも楽しみだ。



名残りの桜!


 ほとんどの桜が散ってしまったが、まだ散らずに残っている桜の花びらもある!こうして頑張っている花を見ると、ある世代がどんどん散っていく中で、一人、あるいはまだ残っている人と重なる。大正生まれの義父が10年前に亡くなった。今大正世代の人はすでに93歳以上になる。まだまだ頑張ってほしいと願う。
 時代が移り変わり、昭和世代が政界や業界などをリードしている。スポーツ界の主役も、平成生まれが昭和生まれにとって代わろうとしている。サッカーでは本田圭佑選手に代わって久保裕也選手などが主役を奪いつつある。世代交代はもう目の前だ。
 関東地方では季節も移り変わって、「つつじ」が花の主役として、あちこちで華やかに咲き誇っているが、まだ生きてるぞといいたげに頑張っている桜がある。昭和の時代は終わても、昭和の人間がまだ頑張っているような気がして、応援したくなる、「名残桜」とでも呼ぶべきものか。