日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

目!


 いろいろな動物を見ていて思うのは、目には心が表れているということだ。

 テレビドラマを見ていると、相手に背中を見せながら、話すシーンがよくある。

 ひどく不自然なシーンだが、それがドラマなんだと仕方なく思っている。

 おそらく、生きているものはすべて、目に真実の心を表していると思う。

 人の目を見て話さない人たちの集団があるとすれば、それは虚言の世界だ。

 目は真実を語っているのだと思えば、目を見て話すことは重要だ。

 だが、今、コロナウィルスのせいで、それがますます難しい世の中になった。

 ネット通販とかオンライン会議とかが主流になる時代だ。

 まもなく、時代は大きく変わり、ものの価値は一変するだろうが、ぼくは変わらない。

 時代遅れの人間かもしれないが、卑下する気持ちはない。

 人と人との交流に欠かせないものは目の奥に有る真実である。

 時代がどんなにが変わっても変わらないものがあるということをぼくは信じる。

 それは嘘をつかない正直な心であり、それを映すのは目だ。

 人と接するときは、言葉はなくともいい、互いに目を合わせて、心を通わせたいものだ。


夜明けの月!


 このごろ、だんだんと昼夜逆転が進んでいる。

 今、眠れないまま、夜明けを迎えてる。かつて、寝ないで、夜明けの空を眺めることは何度か体験した。

 例えば、学生のころ、富士急ハイランドで夕方6時から15時間の仕事をして、夜明けに、外に出て空を見上げたら、真上に富士山があったとか。

 大晦日に鎌倉の宿に泊まって、寝ないで正月を迎え、初日の出を拝んだとか、そういえば、以前は大晦日は寝ないで、初日の出を拝んだものだ。横浜や鎌倉の初日の出などたくさん見たものだ。

 だが、今は少し状況が違う。したくてしている徹夜ではない。寝たくても寝られないのだ。仕事がないのだから、寝ても寝なくてもどちらでもいいという状況だ。そんな中で迎える夜明けの空。

 東の空は、不思議な雲がポカリポカリと浮かんでいる。西の空は白い下弦の月が山並みに向かって落ちていく。

 雲の間に見える青い空。この青空の向こうには想像を越える広大な宇宙があるのだろう。宇宙から見れば、ぼく個人も小さな存在だ。コロナ危機も小さな出来事なのかも知れない。そんなことを感じながら、朝を迎える。


たゆたい!


ツツジの散る小川
夏風に波打つ水面
淀んだ流れの中を
人も花もたゆたう


寿司作り!


 母の日は、母の好きな寿司を作った。いなり寿司、巻き寿司、にぎり寿司などを作った。あまり上手にできなかったが、母が喜べばそれでいい。母に感謝のことばを言って、ワインで乾杯した。


コロナ危機に思うこと

一番目には、妻子、母や兄弟のこと。

二番目には、教え子たちのこと。

三番目には、知り合いのこと。

四番目には、ウィルス感染で亡くなった人々のこと。


身近な人たちのことを思い、

感染した人の苦痛、

亡くなった人の無念、

また、その家族の哀しみを思う。

世界で今、

いちばん大切なことは

有名無名に関係なく、

すべての人の悲哀を思いやる心。