日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

もやもや!


 何だかよくわからないモヤモヤとした花が咲いている。咲いているというべきかどうかさえわからない。まるで心の中を映しているかのような花じゃないか。

 仕事がなくなって2ヶ月半、貯金が段々減っている。仕事が欲しいが、学校の講師じゃどうしようもない。だけど、心は人と接しないだけ、平穏だ。何とも不思議な心境だ。

 オリンピックに変更はあっても、季節の流れに変更はない。どんどん月日が流れている。焦る心もあるが、開き直るよりほかない。

 今の状況は今年いっぱい続くような気がしている。何はともあれ、モヤモヤとした気分のまま、ただ、過ぎ行く夏をぼんやりと眺めているばかりだ。


カワウ!


 いつものように近所の小川に沿った小道を歩いていたら、いつも見るカルガモなどとは違う黒い鳥を見付けた。

 図鑑で調べたら、どうやら、カワウのようだ。初めて見た鳥だ。こういう発見も、コロナによる自粛生活のたまものだ。

 何度も何度も水中に嘴を突っ込んで、餌をあさっている。その浮き上がった瞬間、シャッターを押し続けた。

 これは表現しがたい喜びだ。この3ヶ月あまり、人との出会いはほとんどないのだが、こうした花鳥風月との出会いは実に楽しい。


椋鳥!


 散歩中、頭の上から鳥たちが鳴き交わす声が聞こえてきた。見上げると、電線に鳥が止まっている。カメラを望遠にして覗いて見た。

 なかなか焦点が合わなかったが、何とか撮影できた画像を、帰ってから図鑑と照らし合わせて見ると、どうやら、椋鳥のようだ。

 日頃、近所で見かける鳥といえば、カラス、スズメ、ハト、それに、小川のカルガモぐらいだ。暇な生活の中、のんびり散歩して、見知らぬ鳥、あるいは、いつも見る鳥の異なる姿が見られるというのも自粛生活のたまものかもしれない。

 そう思うと、今の生活もなかなか捨てがたいように思ってしまう。だが、3月からほぼ三ヶ月、収入が半減し、貯金を削りながらの生活だ。早くもとにもどってほしいものだ。


お寺の花!


遠くの名所は怖くていけない。
花の名所も、電車が怖くて行けない。
近くのお寺に何度も通っている。
お寺にはアヤメか菖蒲かわからないが、
青や黄色の花が池に映えて美しい。
シャガもいっぱい咲いている。
非日常の日々が続いているが、
非日常が日常になっていく中で、
かつての日常の中にすでにあったもの。
美しいものを再発見する日々が続く。


藪からマスク!

 アベノマスクと言えば、謎のルートで海外から輸入しているそうだが、そのうち半分は不良品だったそうだ。その検品でさらに税金を使っているという。

 やむを得ず、政府は国内の慣れない零細業者に発注して、布マスクを生産させているという。国家機密だそうだ。そうして、あわてて作られたマスクが、数十パーセントの不良品が出ているという。

 すでに、ドラッグストアにはマスクが出回っている。どこかの百均では3枚100円で売っているという。そこへ、不良品とか小さすぎて使えないと不評のマスクが家庭に届くのだ。これは不要以外の何ものでもない。

 この「アベノマスク」をしている人は、今のところ、安部首相ただ一人だ。小さいから、子供用にはいいかもしれないが、大人には不要のマスク。こんなマスクに国家予算の500億円近くを使っているのは世界の笑い物になるしかない。

 首相は不要不急の外出は控えるようにと言っているが、今、国会で議論している「検察庁法改正」など不要不急の法案だ。不要のマスクに不急の法案、郵便局員の人の気持ちになってみると、情けないだろう。

 どこかに謎の国家がある。日本もその仲間入りをしそうだ。「森」「かけ」「桜」の問題、みんな藪の中だ。そこへ、このアベノマスク問題、藪は広がる一方だ。そんな藪から不要のマスクが送られて来る。どうしたものだろうか。

 コロナウィルス対策で脚光を浴びている国の政府も多い。また地方自治体もある。その一方で、信頼を失う政府もある。日本の政府がどちらであるかは言うまでもないことだ。