日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

ひしゃげたボール!

 梅雨らしく、ほとんど毎日、曇天で、月も見えない日が続いている。それに、天気予報によると、今週はほとんど雨天が続くそうだ。
 そんな梅雨の中で、月曜日の29日は貴重な晴天だった。近くのスーパーへ買い物がてら散歩に行った。近くの公園も歩いて花探しをした。
 ふと見ると、草むらにひしゃげたボールが落ちていた。「夏草や兵どもが夢の跡」という芭蕉の句をふと思い出した。
 学校が休校になっていた間、広い公園でサッカーボールを蹴っていた少年たちをよく見かけたものだが、どうやら、学校も始まったようで、子供達の姿はなかった。散歩の帰り、小学生や中学生が体操着姿でリュックを背負って帰宅している。
 さて、東京は感染者が減らないようだが。この先、どうなることやら、何とか以前の日常を取り戻せたらいいのにと願いながら、2時間の散歩から帰宅した。

小鳥の囀ずり!


小鳥の囀りを聞きながら思った。

ぼくも小鳥も同じ生き物だ。

精いっぱい生きて、

自然に死んで行く。

それでいいのだ。

怒らず、威張らず、焦らず、

腐らず、欲張らず、

ただ、生きて、

自然に帰って行く。

それでいいのだ。


コロナ感染者1000万人!


 この4ヶ月、出かけたのは数回だ。三日に一度、バスにも乗らず、ただ散歩と買い物だけで出かけている。それに、行くところは同じ場所ばかりという状態だ。結局、ここに何かを発表しようとしても、似たようなものばばかりになる。
 さて、この頃の新しいニュースと言えば、ぼくの中では何もない。強いて言えば、世界のコロナ感染者数が1000万人を越えたことだ。死者数は50万人に近づいているという。感染者の5%の人が亡くなるということだ。
 亡くなった方のご冥福を祈りたい。と同時に、世界で50万人の人が亡くなるなんて、ひどい状態だ。第二次世界大戦のことを思わせる。これほど多くの人が短期間に亡くなるのはとにかく辛い。
 このひどい世界で、どう生きればいいのか?まるでわからない。世界はどういう方向に流れるのか。おそらく、強者が力を発揮し、弱者がさらに弱くなるのだろう。それが今の世界のあり方だ。虚しくなるばかりだ。

アガパンサス2020


 最近、賑やかになってきたアガパンサス、爽やかな青色が鮮やかだ。

 ところで、ニュースによれば、27日、東京都で57人、全国で100人を越える感染者が確認されたそうだ。自粛や規制を続ければ、経済が停滞する。自粛や規制を解除すれば、感染者が増える。進むも止まるもどちらも困ったことになる状況だ。進むべき方向が見えないというのが今の状況だろう。

 こういう状況では、自分の仕事もまだまだ先になりそうだ。まあ、仕事がないのは辛いし、貯金が減るのも辛い。だが、交通費も使わず、食費も節約して生活していれば、もう少しは大丈夫だ。

 今、心配なのは今に満足して、これが普通の


日常だと思うようになることだ。そのうち、仕事が始まったら、もともとの日常に慣れるのに時間がかかりそうだ。

 さて、梅雨は続いている。空は曇り、湿気が多く、蒸し暑い日々が続いている。時折散歩すると、色々な花が咲いている。

 アガパンサスは毎年、今頃、近所で見かける。今年もよく咲いてくれている。こういう色の青色が大好きだ。毎年の楽しみだ。小さな範囲での日常を楽しみながら、まだまだ今の生活が続くのだろうか。


オカトラノオ


優美な姿ながら、少し怖い名前。
「虎の尾を踏む」ということばが思い浮かぶ。
ただ、この先の垂れた様子は謙虚だ。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
そんなことばが思い出される。